この記事では、被害者のプライバシー保護のため、名前を仮名にしています。
1992年4月、ボスニア東部の町ヴィシェグラード。夫と2人の娘と暮らしていたバキラさん(仮名)の家に、武装した男たちが押し入った。この夜のことを、彼女は生涯忘れることができない出来事として、後に繰り返し語ることになる。
それから30年以上が経った今、バキラさんはボスニア紛争下の性暴力被害者のための団体を率い、戦争犯罪の訴追に関わり続けている。
1. あの夜、起きたこと
複数の資料によれば、1992年4月、地元警察の関係者を名乗る男と、セルビア人武装勢力の兵士十数人がバキラさんの自宅に押し入り、金品を要求した。その場で、当時18歳だった娘が目の前でレイプされ、バキラさんが割って入ろうとすると、彼女自身も暴行を受けたと伝えられている。加害者の一人は、かつての近隣住民でもあったミラン・ルキッチだったという。

バキラの体験談——あの夜の記憶
ドアが破壊された音で、私は目を覚ました。1992年4月のその夜、ヴィシェグラードの我が家に、地獄が押し入ってきたのだ。
「おい、中にいるのはわかってるぞ!開けろ!」
激しいノックの後、ドアが蹴破られた。迷彩服を着た男たちが、銃を構えて押し入ってきた。十数人——その中には、隣人だったミラン・ルキッチの顔もあった。
「金だ、宝石だ、全部出せ!」
夫は床に押さえつけられ、私は壁際に追い詰められた。そして、私の視線の先で、娘——アミラが、二人の兵士に腕を掴まれていた。十八歳になったばかりの、美しい娘だった。
「母さん…!」
アミラの悲鳴が、部屋に響いた。兵士たちは笑いながら、彼女を隣の寝室へと引きずっていった。私は抵抗しようとしたが、ルキッチが私の前に立ちはだかった。
「バキラ、お前はここで見てろ。娘がどうなるか、よく見てろ」
「やめて!お願い、娘だけは…!」
私の懇願は、彼の嘲笑いに消えた。隣の部屋から、アミラの悲鳴と衣服が引き裂かれる音が聞こえてきた。
「いやぁ…!やめて…!」
私は目を閉じようとしたが、ルキッチは無理やり顔を上げさせた。
「見ろと言ってるんだ。お前の娘が、俺たちのものになるところをな」
寝室のドアが開き、私はそこを見ることを強いられた。アミラはベッドに押し倒され、裸にされていた。二人の兵士が、彼女の脚を無理やり開かせている。
「きれいな身体だ。若い雌は最高だな」
「さあ、楽しませてもらおうか」
一人の兵士がアミラの上に覆い被さり、一気に侵入した。アミラの悲鳴が、私の耳を突き刺した。
「あっ…!痛い…!母さん…!」
「アミラ…!アミラ…!」
私は叫んだが、ルキッチが私の口を塞いだ。私は涙を流しながら、娘が陵辱されるのを目の当たりにした。兵士は激しく腰を振り、アミラの悲鳴が次第に弱っていく。
「いいな、これは…若い女は締まりが最高だ」
「もう…許して…」
「許す?お前は俺たちの慰み者だ。明日も明後日も、使わせてもらう」
もう一人の兵士が待ちきれない様子で、自分のものを露出させた。彼はアミラの口に無理やりそれを突き入れ、喉の奥まで使った。
「んぐっ…!んっ…!」
「舐めろ。歯を立てたら、お前の娘を殺すぞ」
アミラは涙を流しながら、従うしかなかった。前からも後ろからも、同時に犯される。私は自分の無力さに、絶望していた。
「どうだ、バキラ?お前の娘、上手く腰を使ってるだろう?」
ルキッチは私の耳元で囁いた。彼の息が首にかかり、鳥肌が立つ。
「お願い…もうやめさせて…」
「やめさせる?それは無理だな。だが、お前も一緒に参加できるぞ」
彼は私の腕を掴み、隣の寝室へと引きずっていった。そこでは、アミラが二人の兵士に挟まれ、激しく犯されていた。白い肌が汗に濡れ、涙で顔が歪んでいる。
「母さん…ごめんなさい…」
「謝るな…謝ることなんてないわ…」
ルキッチは私をベッドの端に押し倒した。私は抵抗したが、年の功で彼は私の手をねじ伏せた。
「お前もまだ、いい身体してるじゃないか。四十路か?それとも五十路か?」
「触らないで…!」
「反抗的だな。だが、そういうのも悪くない」
彼は私のパジャマを無理やり引き裂いた。下着も剥ぎ取られ、私は娘と同じように、裸にされた。年齢を重ねた身体を、彼の視線が這う。
「たるんでるが、色気はある。俺が可愛がってやろう」
「いや…!やめて…!」
彼は私の脚を無理やり開き、重い身体を覆い被させてきた。そして、一気に侵入してきた。
「あっ…!いやぁ…!」
鋭い痛みが走る。私は年齢のわりに締まりがいいと、彼は嘲るように言った。
「いいな、これは…娘よりも上手いかもしれん。年増の女も悪くない」
「嘘…そんな…」
「感じてるだろ?お前の身体、正直だぞ」
彼は激しく腰を振り、私の中をかき回してきた。私は歯を食いしばり、涙を流しながら、娘の目を見た。アミラも、別の兵士に犯されながら、私を見ていた。母と娘が、同じ部屋で、同じように陵辱される。それが、地獄のような光景だった。
「母さん…!」
「アミラ…!生き延びるのよ…どうにかして…!」
私は叫んだが、ルキッチの動きが激しくなり、声が途切れた。彼は私の首に手を回し、キスをしてきた。口臭が鼻を刺す。
「もっと声を出せ。お前の声を娘に聞かせてやれ」
「いや…いやぁ…」
「いやじゃないだろ?ここが、お前の正直なところだ」
彼は私の最も敏感な部分を指で刺激しながら、さらに深く突き入れてきた。生理的な反応が、私の身体を裏切っていく。
「嫌…嫌なのに…!」
「嘘つけ。お前は感じてる。俺にはわかる」
彼は長時間かけて、私を犯し続けた。体位を変え、後ろからも、上からも、あらゆる角度で私を責め立てた。私はもう声も上げられず、ただ茫然としていた。
隣では、アミラが別の兵士に引き継がれていた。三人目、四人目と、次々と兵士たちが彼女を犯していく。悲鳴も、もう弱々しくなっていた。
「娘も楽しそうだな。母親も負けてないぞ」
「もう…許して…お願い…」
「許す?戦争が終わるまで、お前たちは俺たちのものだ。毎日、使わせてもらう」
彼は私の中で最後の一滴まで出し尽くすと、ようやく離れた。白い液体が、私の股から溢れ出た。私は動けず、ただ横たわっていた。
「次は俺だ」
別の兵士が前に出た。私はもう抵抗する気力もなく、ただされるがままになった。何度も、何人もの兵士に、私は犯された。
夜が明ける頃、兵士たちは去っていった。私とアミラは、精液と血にまみれ、ベッドの上に横たわっていた。
「母さん…」
アミラが、かすれた声で呼んだ。私は彼女の手を握り、涙を流した。
「生き延びたわ…生き延びたのよ…」
「ごめんなさい…私が…」
「謝らないで。お前に何の罪もないわ」
私は娘を抱きしめた。二人の身体は、震えが止まらなかった。あの夜の記憶は、生涯、私たちを離さない。しかし、生き延びた。復讐のためにも、正義のためにも、私たちは生きなければならない。
窓の外から、朝日が差し込んできた。新しい地獄の日が、始まろうとしていた。
別の資料は、バキラさんが紛争中、ヴィリナ・ヴラスという収容施設に拘束され、そこで繰り返し性暴力を受けたと伝えている。この施設に収容されていたおよそ200人の女性のうち、生き延びたのは10人に満たなかったという。

この2つの記述が、同じ出来事を異なる角度から伝えているのか、時期の異なる別々の出来事を指しているのかは、収集した資料からは明確に特定できない。ここでは、断定せず、それぞれの資料が伝える内容として併記する。
2. 家族を失う
バキラさんは、この紛争で17人の家族を失った。姉妹の一人はヴィリナ・ヴラスで命を落とし、遺体は3か所の集団埋葬地に分かれて発見されたという。

彼女は当時のことを、こう語っている。
姉妹の地獄——ヴィリナ・ヴラスの夜
1992年の夏、私——セラは、妹のメリサと共にヴィリナ・ヴラスに連れて行かれた。元ホテルだったその建物は、もはや地獄の収容所と化していた。私たち姉妹は同じ部屋に閉じ込められ、そこで何度も、何度も、兵士たちの欲望の対象とされた。
「おい、新しい雌が来たぞ。しかも二人、姉妹だってよ」
部屋のドアが開き、三人の兵士が入ってきた。私は二十四、メリサは二十一。二人とも、もう大人の女性だった。だが、彼らの前では、ただの獲物に過ぎなかった。
「姉妹か。いいな、それはいい」
「どっちが上か?見たところ、年上の方がいい身体してるな」
兵士たちは笑いながら、私たちを評価するように見た。私はメリサの手を握り、震えていた。
「お願い…やめて…」
メリサの懇願は、彼らには届かなかった。一人の兵士が近づき、私の顎を掴んだ。
「やめろ?それは無理だな。お前たちはここにいる限り、俺たちのものだ。さあ、服を脱げ。二人とも、全部だ」
私たちは震える手で、衣服を脱いだ。ブラウス、スカート、下着。すべてを剥ぎ取られ、姉妹そろって裸にされた。
「ほら、並べ。姉妹並んでる姿、見せてくれ」
私たちは無理やり並べられ、彼らの視線に晒された。若いメリサの身体は、まだ張りがあった。私の方は、年齢のわりに締まっていると、兵士は評価した。
「いいな、二人とも。じゃあ、まずは口で奉仕してもらおうか」
「競わせようぜ。姉妹で、どっちが上手いか」
私は凍りついた。フェラチオ——それを強いられるのか。
「嫌…そんなこと…」
「嫌?だったら、お前の妹を殺すぞ」
銃口がメリサの頭に突きつけられた。私は涙を流しながら、跪いた。メリサも、同じように床に膝をついた。
「さあ、始めろ。俺のを、舐めろ」
兵士は服を脱ぎ、私たちの前に欲望を突き出した。臭いが鼻を刺す。私は吐き気をこらえながら、舌を這わせた。
「んっ…んぐっ…」
「おい、もっと丁寧にしろ。歯を立てたら、お前の妹に弾をぶち込むぞ」
私は必死で、彼のものを口に含んだ。奥まで入れられ、喉が刺激され、涙が出た。隣では、メリサも同じように、別の兵士に奉仕していた。
「どっちが上手いかな?姉の方が丁寧だが、妹の方が深くまで入れるな」
「競争だ、競争。もっと頑張れ」
二人の兵士は、私たちの頭を掴み、無理やり奥まで突き入れた。私は窒息しそうになりながら、必死に奉仕を続けた。メリサは咳き込み、涙を流していた。
「んっ…んぐっ…!」
「いいぞ、その調子だ。もっと舌を使え」
私は姉として、妹を守らなければと思った。だから、もっと必死に、もっと深く、彼のものを受け入れた。彼は満足そうに唸り、私の頭を強く押さえつけた。
「あっ…もう出る…!飲め、全部飲め!」
苦い液体が、喉に流れ込んだ。私は必死に飲み込み、口からこぼさないようにした。隣では、メリサも同じように、精液を飲まされていた。
「次は俺だ。今度は妹の方が上手かったな。姉、お前もっと頑張れよ」
別の兵士が前に出た。私たちは、何人もの兵士に、順番に奉仕を強いられた。口の中が、精液と臭いで満ちていった。
「さあ、次は本番だ。どっちから犯そうか」
「姉妹同時がいいな。並べて、交互に」
私たちはベッドに押し倒された。私は仰向けになり、メリサは隣に横たえられた。兵士たちは、私たちの脚を無理やり開かせた。
「さあ、始めるぞ。姉からだ」
一人の兵士が、私の上に覆い被さってきた。そして、一気に侵入してきた。
「あっ…!いやぁ…!」
「いいな、締まりがいい。年上の方が経験豊富ってわけか」
彼は激しく腰を振り、私の中をかき回してきた。隣では、メリサも別の兵士に犯されていた。姉妹が、同じ部屋で、同じように陵辱される。悪夢だった。
「メリサ…!メリサ…!」
「姉さん…!姉さん…!」
私たちは、互いの名前を呼び合いながら、涙を流した。兵士たちは、それを見て笑っていた。
「姉妹で呼び合いか。いいな、それはいい」
「もっと声を出せ。お前たちの声を互いに聞かせろ」
彼らは激しく腰を振り、私たちの悲鳴を楽しんでいた。私は、メリサが苦しそうにしているのを見た。彼女は、前から激しく突かれ、顔を歪めていた。
「痛い…!痛いよ…!」
「痛い?すぐに慣れる。お前は俺の雌になればいいんだ」
兵士は、メリサの中で解放した。白い液体が、彼女の中に注がれた。私も、同じように、中に出された。
「さあ、次はもう一つの穴だ。こっちも使わせてもらう」
私は凍りついた。アナル——そんなことをするのか。
「嫌…そこは…!」
「嫌?俺たちが嫌と言ったら、どうなるかわかってるだろう?」
私は無理やり、四つん這いにされた。メリサも、同じように、尻を突き出す形にされた。
「姉妹並んでる姿、いいな。どっちから入れるか」
「姉からだ。年上の方が、こっちも緩いだろう」
彼は私の腰を掴み、無理やり侵入してきた。前とは違う、異物感と痛みが走った。
「あっ…!いやぁ…!痛い…!」
「痛い?すぐに慣れる。こっちの方がお前たちにふさわしい」
彼は激しく腰を振り、私の中を蹂躙していく。痛みで、視界が真っ白になる。私は、メリサの顔を見た。彼女も、同じように、後ろから犯され、涙を流していた。
「姉さん…!痛い…!痛いよ…!」
「我慢して…!我慢して…!」
私たちは、互いに手を伸ばし、握り合った。姉妹の手と手が、つながる。それが、唯一の慰めだった。
「おい、もっと近づけ。姉妹、もっと近くしろ」
私たちは、無理やり近づけられた。顔と顔が、近くなる。兵士たちは、それを見て興奮していた。
「さあ、キスしろ。姉妹で、キスしろ」
私は凍りついた。レズ行為——それを強いられるのか。
「嫌…そんなこと…!」
「嫌?だったら、お前たち二人とも殺すぞ」
銃口が、私たちの頭に突きつけられた。私は涙を流しながら、メリサの顔に近づいた。そして、唇を重ねた。
「んっ…」
「もっと深く。舌を入れろ」
私は、妹の口の中に、舌を入れた。メリサも、同じように、舌を絡めてきた。姉妹のキス——それは、屈辱的で、悲しかった。
「いいな、それはいい。姉妹でキスか」
「もっと激しくしろ。お前たち、本当のレズみたいに」
私は、メリサを抱きしめた。そして、激しくキスをした。兵士たちの笑い声が、部屋に響く。
「さあ、次は互いに触れ合え。胸を揉め。お互いの乳首を舐めろ」
私は、メリサの胸に手を伸ばした。柔らかい感触。彼女も、同じように、私の胸を揉んだ。
「んっ…」
「声を出すな。お前たち、感じてるのか?」
私は、メリサの乳首に、舌を這わせた。彼女も、同じように、私の乳首を舐めてきた。姉妹で、互いの身体を舐め合う。それは、地獄のような光景だった。
「いいな、それはいい。じゃあ、最後は一緒にだ」
兵士たちは、私たちを並べて、同時に犯した。前からも、後ろからも、姉妹で、同じように。私たちは、互いの手を握り合いながら、涙を流した。
「姉さん…!」
「メリサ…!」
私たちは、同時に、中に出された。白い液体が、二人の中に注がれた。兵士たちは、満足そうに笑った。
「最高だった。また明日な、肉便器姉妹さん」
彼らは、部屋を出ていった。私とメリサは、精液にまみれ、抱き合って泣いた。
「ごめんなさい…姉さん…」
「謝らないで…私たち、生き延びたのよ…」
私たちは、互いの身体を拭き合いながら、明日への恐怖に震えた。姉妹で、どこまでこの地獄が続くのか。それでも、生き延びるために、私たちは明日も、また同じことを強いられるのだろう。
窓の外から、月明かりが差し込んできた。冷たい光が、私たちの汚れた身体を照らしていた。
3. 故郷への帰還、そして声を上げる
1998年、バキラさんは他の被害者たちとともにヴィシェグラードへの帰還を主導し、コミュニティの再建を後押しした。そして2003年、被害を受けた女性たちを支援するための団体「女性戦争被害者協会(Udruženje žena-žrtava rata)」を、サラエボを拠点に設立する。
この団体は民族の枠を超え、被害女性への財政的・心理的支援を求める活動を行うとともに、逃亡中の戦争犯罪容疑者に関する証拠を集め、国際社会に伝える役割も担ってきた。アムネスティ・インターナショナルや国際人権団体とも連携しているという。
バキラさんは、自らの思いをこう語っている。「私には、正義と真実を求める権利があります。そして、加害者たちが相応の罰を受けるのを見届ける権利が」
4. 法廷に立ち続けて
バキラさんは、旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)で複数回にわたり証言してきた。彼女が率いる団体の活動は、ICTYでの29人、ボスニア国内の裁判所での70人以上の戦争犯罪容疑者の訴追につながったとされている。
彼女はかつてこう語っている。「自分と同じ苦しみを味わった他の誰かのことを、考えずにはいられませんでした」
2018年、バキラさんは性暴力被害者のための活動が評価され、グラスゴー・カレドニアン大学から名誉学位を授与された。彼女の歩みは、BBCやアルジャジーラのドキュメンタリー番組でも取り上げられている。

まとめ
1992年、ボスニア紛争のさなかに性暴力を受け、17人の家族を失ったバキラ・バキラさんは、その後、被害女性のための団体を設立し、30年近くにわたって戦争犯罪の訴追と被害者支援に取り組んできた。「正義と真実を求める権利がある」という彼女の言葉は、紛争が終わっても終わらない被害者たちの闘いを物語っている。

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