人生は君次第
（レイプ被害から）立ち直るきっかけは、通っていた教会の牧師の言葉だった。「被害によってpitful（哀れ）になるか、powerful（力強く）になるかは君次第」「bitter（憎しみ深く）になるか、better（より良く）になるかは選択できる」（「性暴力」著：読売新聞大阪本社社会部）
新たな加害者
私は性犯罪が裁判員裁判の対象とされることに違和感を抱かざるを得ません。
「一般の人から選ばれる６人の裁判員が加わることによって、加害者が増えてしまう気さえするのです」（著：小林美佳「性犯罪被害とたたかうということ」朝日新聞出版）
被害者を見て
「被害者を守るため」といって周りの人たちは外を向いてぐるりと手をつないでいる。でも、ドーナツみたいに、まんなかは空洞で、そこに被害者は見えない。「恥ずかしい」「悲しい」と決めないで。こっちを見て、聞いてほしい。（著：小林美佳「性犯罪被害とたたかうということ」朝日新聞出版）