乱交の逸話

鍵遊び
 同じ(夫婦)交換でも、そのやり方は様々で、いちばん有名なのは〈鍵遊び〉である。
 この遊びは、多数の夫婦者を集めたパーティの席でおこなわれる。酒気のまわったころ、細君連は、わがスイート・ホームの鍵を部屋の中央にばらまく。すると、亭主連がこれを拾って、たちまち新婚気どりの浮気もの夫婦のできあがり、女の家へいって、情事を堪能するという寸法である。
 また、時間ぎめでなく長期で貸し借りすることもある。二、三年前に、アメリカの一教師が夏休み中、同僚と〈ワイフ・スワッピング〉をおこなって問題になった。出典(「世界性風俗志 ヴィナス礼讃」著:大場正史)

暗闇セックスパーティ
 エスキモーは、昔から「明かりを消して」というゲームをしてセックスの相手を交換しあう。消されたランプが再びつくと、大笑いとなり、「あんただとわかっていた」などと冗談をいいあって北極の長く暗い冬を楽しむ。出典(「結婚の起源 女と男の関係の人類学」著:ヘレン・フィッシャー」)

妻、貸します
 古くは、女性売買の風習とならんで、夫がじぶんの妻を他人に貸与し、または交換する珍習も世界各地でおこなわれ、現在でも、その遺風はいろいろな地方にのこっている。
 この風習を紹介する前に、まず、なぜ、じぶんの妻を貸したり、とりかえたりするか、という疑問がおこるが、一説によると、族内結婚または血族結婚による〈濃い血〉を、異種族の血で、つまり族外結婚で、うすめて、部族の肉体を強化し、優秀なものにするためだ、といわれる。出典(「世界性風俗志 ヴィナス礼讃」著:大場正史)

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