身分差

お忍び(おしのび)
 皇太子が市民に変装して街中を散策し、そこでヒロインと出会ったりする。逆にじゃじゃ馬令嬢がお忍びで城下町に行くことも。身分や地位を捨てた生身の人間同士での出会いは「愛」が生まれやすい。

社長の脅迫(しゃちょうのきょうはく)
 俺と付き合わなければクビにするぞ、と脅迫して女性の部下と強引に付き合い始める。完全なパワハラ案件。だが、社長が若いイケメンで、超金持ちの御曹司だったらパワハラはラブハラに変わる。イケメンの御曹司は、結婚しない三十路の女性に「君、レズなのか?」と平気で訊ねたりする。

薄幸なヒロイン(はっこうなひろいん)
 両親を交通事故で亡くして天涯孤独とか、乙女小説のヒロインには〝薄幸〟な生まれや育ちが多い。ただし、ヒロインは逆境に道を踏み外すこともなく、慎ましく生きてきた。そんなけなげなヒロインが御曹司やCEOに一途に求婚される。最後に報われるのはまじめに生きてきた人間――それこそが乙女の望む王道ストーリー。

身分を超えた恋(みぶんをこえたこい)
 貴族の令嬢と混血の従者、公爵と男爵令嬢……など、乗り越えるべき身分の差は恋愛のスパイス。身分差のある愛では、二人を「引き離そうとする」敵役のキャラやイベントが必須である。

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