【寝取られ】陰キャ女子の彼女が昔、元ヤン男に肉便器にされていました

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S.N.S #3 昔の男

寝取られ作家・ましら堂の作品は長編ではFORK IN THE ROAD (改訂版/同人版 同梱セット)、短編では真夏のヘラが有名ですが、他にも良作はたくさんあります。好みの問題はあるけれど、私はこの作品が大好きなんです。タイトルはS.N.S #3 昔の男といって、39ページの短編です。ストーリーはこんな感じ。

かつて憧れだった同級生の文学少女・草間ゆりこと再会し恋人となった羽佐間は、街でこちらも同級だった元ヤンキー・蒲渕と遭遇。そこで思いもよらなかったゆりこの過去を知る事となる──。

羽佐間は高校時代のクラスメイトゆりこと社会人になって再会し、お互い本好き、読書好きだったこともあり恋人同士になる。けれど、二人の間には高校を卒業した後の「空白期間」があった。その間、彼女には別の男と付き合っていた過去があって……というストーリー。

そんな幸せいっぱいの羽佐間の前に、同じくクラスメイトだったヤンキーのガマが「よー、久しぶりー」と現れ、昔、陰キャ女子と付き合っていたころの自慢話を始める。そう、その陰キャ女子というのが、彼女のゆりこだったんです。

ゆりこは付き合っているつもりだったけど、ヤンキーのガマにすればただの遊び。セフレの一人に過ぎなかった。都合のいい女として、性欲処理の肉便器にされていただけ。恋愛偏差値が低い陰キャって、サバンナの草食動物みたいに狩られる獲物でしかない。

そんな使い捨てられた肉便器の女を「彼女」として愛している陰キャ男子の切なさといったら……。いやガマ。おまえがヤリまくって捨てた女って、今の俺の彼女なんだけど………と言いたいけど言えない。当時、ゆりこを肉便器にしてた話をヤンキーが自慢げに詳しく話すのを黙って聞くだけ。本作はすべての陰キャ男子に読んでほしい名作です。

濡れ場はほぼ回想シーンとして語られますが、ヤンキー男の「穴」として使われるゆりこがエロいです。そして衝撃のラスト。ましら堂の寝取られ作品は、最後に絶望に突き落としてくれるんですけど、本作もその期待を裏切りません。

FORK IN THE ROAD (改訂版/同人版 同梱セット)真夏のヘラが良かった方にはぜひ読んでほしい作品です。結局ね、陰キャは陽キャや肉食系に「狩られるだけの存在」なんですよ。そんな切ない気持ちになれます。

S.N.S #3 昔の男

S.N.S #3 昔の男

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